子どもはよく鼻が詰まります。
冬は乾燥するし、熱もあるわけじゃないし、そのうちおさまるでしょ
なんて甘く見ているとあとで大変なことに…
鼻詰まりは早めに対処しておきましょう。
鼻詰まりを放置してはいけない理由
その1:口呼吸になる
鼻が詰まると口呼吸になります。
口で呼吸すると直接外気が入ってきて、日頃鼻の粘膜でキープされている潤いが保たれません。
そのためのどが乾燥しやすくなり、風邪をひきやすくなったり風邪が治りにくいということが起こります。
また、鼻呼吸を行うことで、空気中のほこりや細菌などの有害な物質が直接取り込まれることを防いでいます。
口呼吸になるとそのガード効果が薄れ、体調不良を起こしやすくなってしまいます。
その2:眠りが浅くなる
眠りにつくときは副交感神経が優位になります。
起きているときとは身体の働き方が変わるんですね。
副交感神経が優位になると、鼻の粘膜が膨らみます。
より鼻が詰まりやすくなり、息苦しい感じが強くなります。
睡眠は身体の回復に不可欠なもの。
その睡眠が十分にとれなくなると、風邪をひきやすくなってしまいます。
その3:中耳炎になりやすくなる
鼻と耳は、耳管(じかん)という管でつながっています。
子どもは大人に比べ耳管が太く短いため、鼻水が耳に入りやすくなってしまいます。
鼻水は身体が細菌やウイルスを追い出すために作られます。
細菌やウイルスがたくさん含まれる鼻水が耳に入ることで炎症が起こり、中耳炎となってしまうのです。
中耳炎は小学校低学年くらいまでがかかりやすいと言われていますが、大人も発症することがあります。
鼻水が続いているときに耳が痛む場合、中耳炎を起こしている可能性も考えましょう。
鼻詰まりのおすすめ対処法
耳鼻科に行くほどではないけど鼻詰まりを改善したいな…
そんな時は薬以外の方法を試してみるのがおすすめです。
薬を使わない対策を3つ挙げておきます。
その1:鼻腔を広げるテープを使う
鼻詰まり対策として、特に寝るときに効果的なのが鼻腔を広げるテープを貼ることです。
鼻の付け根付近にばんそうこうのように貼るだけなので、気軽に試すことができますね。
子供用もあるので、薬を飲ませたくない場合の対策としてもおすすめです。
その2:ヴイックス ヴェポラッブを塗る
【ヴイックス ヴェポラッブ】という商品をご存じですか?
鼻詰まりや咳などを楽にする、塗るタイプの薬です。
(私はずっと「ヴイックス ヴェポラップ」だと思っていましたが、”プ”ではなく”ブ”が正しいそうです!)
発熱で小児科にかかったとき、診断は中耳炎で炎症に対する薬が処方されたのですが、それ以外の対処として
鼻がつまっているとよくないですね。
鼻詰まりそのものに効く飲み薬はないけど、ヴイックス ヴェポラッブを塗るといいですよ。
と小児科医の先生に勧められました。
ワセリンがベースの、固めのジェルのような半透明のクリームです。
有効成分としてメントールやユーカリ油が含まれていて、スーッとする香りがします。
身体に塗ると体温で溶け、有効成分が蒸気となって吸入されます。
チューブタイプは直接塗ることができ、手も汚れず携帯にも便利ですね。
眠くなる成分が含まれていないので、運転時など幅広いシーンで使えます。
花粉症のシーズンは大人にも活用できますよ。
公式サイトでは胸元に塗ることを勧めていますが、それ以上に効果があるのはなんと足の裏!
胸元に塗るだけでは寝苦しそうな中学生の娘に試してみたら、数分で眠りについていましたよ~。
ただしべたつくので、気になる方は靴下を履くといいですね。
その3:鼻吸い機を使う
特に小さなお子さんにおすすめしたいのが、鼻吸い機。
鼻をかみなさーい!
と言っても子どもは嫌がりますし、鼻の中がすっきりしたかは外からではよくわかりません。
格闘しながら鼻をかませても、数分もしないうちにまたズルズル…
親としてはがっかりしてしまいますよね。
そんな状況を救ってくれたのは鼻吸い機。
いろいろなものを試しましたが、おすすめは電動タイプ。
特に据置タイプが効果てきめんでした。
ただ、携帯には向きません。
金額的にもやや高価なので、まずはハンディタイプを試してみるのもいいと思います。
ですが、複数人で続けて使うのは、家族であっても衛生面が気になりますよね。
据置タイプは先端のパーツや吸引チューブが複数ついてくるので、使い分けがしやすいですよ。
その他のタイプについては、こちらの記事で使用感とともに比較しています。
早めのケアで鼻詰まりを解消しよう
「ちょっと鼻が詰まっているだけ」と思って油断していると、身体の防御力が落ちてしまうきっかけになりかねません。
体調以外にも、眠りが浅くなってイライラしたり疲れが取れにくくなるなど、精神面でも悪影響が出てきます。
空気が乾燥する時期は特に、早めに鼻詰まりを解消して元気に過ごしたいですね!
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