ワーママには壁ばかり!?「中1の壁」に気を付けて

働くママたちの間では有名な「小1の壁」。
しかし本当の『壁』は中1にあると私は思います。
Twitterでつぶやいたところ、知らない方から初めてリプライをもらうなど、反響も大きかったです。

そんな知られざる壁の存在ですが、知っていれば少しは備えられるかもしれません。
「働くママだった私」の本音をお伝えします。

目次

中1の子どもがきっかけで退職を決意

上の子どもは現在中学1年生。
妊娠中も仕事を続け、7か月で仕事復帰。
その後下の子の産休育休も経つつ、ずっと会社で働いてきました。
正社員からパートへとキャリアダウンもしてきましたが、自分はずっと働くものと思ってきました。

毎日はあわただしいもの。
それでも子どもはなんとか育っていく。
そう思っていましたが…

中学校生活が始まって少しして、私は外での勤務を考え直すようになったのでした。
そして結局、退職することにしたのです。

親の出番が多い中学校生活

中学に入学して、驚いたのが親の関わる頻度。
小学校と同じか、それ以上に学校に関する予定が増えました。

懇談会やPTAはもちろん、部活の保護者会。
運動系の部活なら遠征時の引率などもあります。
また、教材や学用品の購入も生徒本人になるため、指定された日時にお金を持って行って持ち帰らなくてはなりません。
小学校では必要なものは親が指定の洋品店に買いにいけば済んだので、そういった管理も増えました。

給食がない日が多い

意外に見落としがちなのが給食問題。
中間や期末の試験期間は給食なしで下校します。
試験中なので部活もありません。
その他、全国で行われる学校総体期間は全校で給食がなくなります。
給食のない期間は小学校より多くなります。

中学生こそ大人の目が必要

小学校では放課後に学童という選択がありましたが、中学生にはありません。
もちろん、もう年齢的に1人での留守番は問題ないです。
しかし毎日1人の時間ができてしまうことには不安がありました。

行動力がつき目が届かなくなりがち

小学校高学年頃には自転車に乗ったりと行動範囲が広がります。
それでも、小学校のうちは「学区内のみ」などと比較的狭いエリアでの活動でした。

中学では通学範囲も広がります。
私立に通っていれば電車通学となるご家庭もありますね。
1人で行動できる範囲が小学生とは格段に変わります。
「いつ・どこに・だれと・なにをしに」行くのかをしっかり把握する必要があります。

学校との連携が薄くなる

小学校では連絡帳のやり取りで担任とのコンタクトは比較的取りやすかったですが、中学ではそれもありません。
なんとなく元気がない気がするが、学校での様子はどうなのか…
聞いてみたいけど、仕事を終えて帰宅するのは夜。
学校に電話もつながりません。
(仮に先生がいたとしても、遅い時間に引き留めたくないですしね…)

また、学童の先生も学校事情に詳しいので、別の視点から相談に乗ってもらうこともできました。
中学ではそういった場が一切なくなります。

子どもも心細いと思いますが、第1子だと親もわからないことだらけで不安ですよね。
私の場合、幸い保育園時代のママ友が何人か同じ中学にいたので、そこでの情報収集に救われています。

子どもと大人のはざまで揺れる時期

中学生ともなると、見た目は背も親に近付き、もういつまでも子どもではないんだな…と思うことが増えます。
本人も「もう1人でできる」「干渉されたくない」と、自立の気持ちが育ちます。
なんでも話してくれていた子も、話さないことが出てくる時期です。

しかし一方で、まだ知識も経験も不十分。
そのギャップに一番戸惑っているのは子ども自身です。
まだ守られたい子どもの気持ちと、自立した存在でありたい大人の気持ちがぶつかるのかもしれません。
パート先でも、中学時代は衝突が多くて実際にけがをしたと思い出を語ってくれた方もいました。

打開策がないのが中1の壁

小学校入学に伴う「小1の壁」は、親が動くことで解決できる部分がほとんどでした。
しかし中学で直面する壁は、親の努力だけで解決する問題はごく一部。
それどころか、一見問題なんてないようにも見えてしまいます。

私も、中間テストが終わるまではそれほど危機感を持っていませんでした。
しかし小学校での成績からは想像もしなかったほど低い学年順位に驚き、期末まで様子を見ましたがあまり改善なし。
本人の性格的にもまだ自律を求めるのは難しいと判断し、しばらくは私が見守れる体制にするしかないと退職を決めました。

中学1年は、勉強面でも大切な基礎を学ぶ時期。
ここで「苦手だからやりたくない」を見逃すと、わからないからやりたくない、できない…と取り戻すのがどんどん難しくなります。

とは言え、共働きをするには各家庭の事情があります。
また、私が家で子どもの様子を見ていくことがプラスになるかもわかりません。
収入が減れば「塾に行かせる」という選択肢が取れなくなります。

各家庭で悩みながら進んでいくしかないことこそ、【中1の壁】があまり知られていないやっかいな存在である最大の原因だと思います。

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