<送迎編>の続きです。備えておけば、案外使う場面は来ない…はず。
お守りとして、魔除けとして。ぜひご検討くださいね。
- 緊急時のお迎え手段
- 病時保育の確認
- 受診先を複数作る
- 園の方針や雰囲気のリサーチ
緊急時のお迎え手段
<送迎編>にも書いたとおり、帰宅時に通勤手段がなくなってしまい迎えの時間に間に合わなくなることもあります。
特に預け始めには急な体調不良などでお迎え要請が入りがち。毎回都合がつくとも限りません。そのときどうするかを考えておきましょう。
祖父母などに頼めない場合はファミリーサポートや託児サービスの利用になるかと思います。ファミリーサポートは主に地域の中でサポート提供会員とサポート依頼会員のマッチングとなります。身近な人に頼める安心感はありますが、保育サービス専門のスタッフではないということを理解しておく必要があります。
一方託児サービスの利用は金額面ではファミリーサポートより高くなりますが、その分スタッフの質は一定レベル以上が保証されます。契約内容によっては簡単な家事も頼めるので、費用対効果を検討する価値はあるでしょう。どちらにせよ子どもとの相性もありますので、事前に数回利用してみるとよいかと思います。
病時保育の確認
「子どもが病気のときくらいは休んで近くにいてあげたい」
…私もそう思っていました。
もちろん、親の気持ちとしてはそうですよね。でも、「なんでこのタイミングで!」ということも多い子どもの体調不良。また、インフルエンザからの回復期など、それなりに元気なのに保育園には行かせられないという時期も多々あります。
保育園に通園していれば、病時保育の利用も可能なことが多いですが、こちらはどこでも対応しているわけではありません。また、利用に際しては通院後医師の許可を得てからの申し込みになるなど、通常の保育の利用とは異なります。自治体のルールを確認しておきましょう。
私は数回利用したことがありますが、
病時保育施設が遠い
延長保育がない
その施設が利用できるかは当日でないとわからない
という点が不便だと感じました。
移動時間のロスを防ぐには病児対応可能な保育サービスの利用を検討したほうがよいと思います。
受診先を複数作る
予防接種などですでにかかりつけ医はいると思いますが、休診日に限って熱が…ということも。そんなとき、休診日の違う医療機関を把握していると安心です。
病児保育の利用や治癒証明書の発行などで利用することもありますが、医師によって方針やポリシーが違うので、なるべくなら事前に一度はかかっておくのが安心です。特に病時保育の利用については「具合の悪い子どもを預けるなんて…」と暗に言いたげな医師もいるので、お互いいやな思いをしないで済むよう、どのような雰囲気かだけでも把握しておくといいかと思います。
体調不良はなるべく同じ病院で病歴を管理したいという方も、予防接種であれば母子手帳で管理できるので、病院が変わってもあまり支障はないのではないでしょうか。なお、既往歴や体質などで特定の医師にかかっている場合は、自己判断はやめましょう。
園の方針や雰囲気のリサーチ
なんのことやら?と思われるかもしれませんが…
園によって方針が分かれるような疾患があります。水いぼやとびひ、口唇ヘルペスなどです。
感染力はあるけれど、インフルエンザのような登園禁止ルールが明確でない病気はかえってやっかいです。水いぼなどはプール禁止程度かもしれませんが、口唇ヘルペスは感染すると高熱が出ることもあるので休むよう言われるかもしれません。そのあたりの判断は、なってみたときにわかることも多いです。
全般的な話ではありますが、園が小規模で独自のルールで運営している施設もあれば、系列園が多くグループ内のルールが決まっている園もあります。融通が利くかどうかも含め、最後はその園の雰囲気次第になることが多いです。園長先生や他の先生方がどのような雰囲気か、困ったことが気軽に相談できそうか、難しいですがリサーチのアンテナを張っておくことをおすすめします。
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