毎日が時間との闘いなワーママを力強くサポートしてくれる存在、それは自転車。アシスト付もだいぶ普及しましたね。
先日修理で私のアシスト付自転車が一週間入院しました。自転車…たまにはいたわってあげてくださいね。連休で時間のある方、お休みの間に一度じっくり点検しておきましょう。
自転車の性能と耐用年数
車検など、決められた点検の機会がない自転車。どのくらいまで使えるのでしょうか。
保管場所や使い方にもよるので一概には言えませんが、複数人が乗るよう設計されているママチャリを基準とします。
トラブルの出やすい箇所
タイヤ(ゴム部分)
タイヤはまず溝がすり減ってきます。溝が減るとすべりやすいですし、パンクの原因にもなります。目で見て溝が減ったなと感じたら点検をお願いしましょう。
側面にも注目しましょう。タイヤにヒビが入っていませんか?(私は入っていました…)紫外線や乾燥でヒビが入ると、こちらもパンクの危険が上がります。
タイヤ(金属部分)
金属部分はタイヤと接しているフレームの部分【リム】と、中心に向かってついている細い棒【スポーク】があります。スポークが折れた状態で乗っていると、リムがゆがみ走行に支障が出ます。
私は1年以上後輪のスポークが2本くらい折れたまま乗っていたため、リムがゆがんでタイヤすべての交換となりました。スポークだけの修理だったらもっと簡単に済んだかもしれないそうです。異変があったらすぐに自転車店で見てもらいましょう。
金属部品なので、さびにも要注意です。さびが進んで腐食する前に手を打たないと、走行中に折れるなどして非常に危険です。
即点検!自転車の危険サイン
私の自転車は後輪がふらつくというはっきりとしたサインが出てから慌てて自転車店へ駆け込みましたが、ちょっとした違和感は1ヶ月ほど前には出ていました。人間と同じで、ささいな違和感は無視せず早めに自転車店で点検を依頼しましょう。
5年を超えたら要注意
トラブルや違和感が発生してくるのが大体5年を超えてきたあたりです。屋根のない屋外でカバーもない状態だと、もっと早いかもしれません。こんなときは自転車店で点検してもらいましょう。
- さびが出ている
- タイヤの溝が減っている
- タイヤの側面にひび割れがある
- 走行時に違和感がある(リムがゆがんだ時はパンクでもないのにがたがたしました)
- タイヤにゆがみやがたつきがある
一般社団法人自転車協会のページにも点検の目安が書いてあるので、まずは自己チェックしてみましょう。
2人以上乗るママチャリは劣化が早い
自転車はかかる重さが増えるほど劣化しやすくなります。特におとなしく乗っていないこともある子どもが乗るとなると、負担も増えます。
私は9年ほど乗っていますが、複数の自転車店で「子どもが乗って9年持つのは長いほう」と言われました。5年を超えたら不具合がいつ出てもおかしくないそうですよ。
子乗せ基準、満たしてますか?
自転車はホームセンターなどでも手軽に買えますが、品質に基準があることを知っていますか?自分以外の命も乗せる分、自転車選びは慎重に行いましょう。
BAAマークがついているか
いろいろなジャンルで品質を保証するマークがありますが、自転車で安全基準を満たしたものにはBAAマークが付いています。
BAAマークの付いた自転車の製造事業者または輸入事業者は、自転車組立技士または、自転車安全整備士によって、点検整備され完全に組み立てられた状態で利用者に提供することが義務づけられています。
一般社団法人 自転車協会 ウェブサイトより
また、BAAマークがついている製品の製造上の欠陥による事故が起きてしまった場合、製造事業者または輸入事業者側による補償が受けられます。万一の際は問い合わせましょう。BAAマークのついた自転車はわかりやすい場所に事業者名や車体番号を明記することになっていますし、BAAマークの記番号で調べることもできます。
幼児2人同乗基準を満たしているか
子どもを乗せるためには、複数人で乗ることを想定した作りの自転車であることが大前提です。一人乗りが前提の自転車に子供同乗器をつけるのはやめましょう。自転車本体の価格は上がりますが、安全性を考えれば削れないところです。
BAAマークやSGマークに幼児2人同乗基準の文字が入っていますのでチェックしましょう。
キャリアの耐荷重に注意
自分のキャリア(後ろの荷台)が何キロまでOKか知っていますか?リアキャリアにチャイルドシートをつける場合、耐荷重25キロ以上でなくてはなりません。
リアキャリアの材質にも注意が必要です。細いものではなく太いタイプを選びましょう。
ちなみに前の席のチャイルドシートは体重15キロ以下、後ろの席のチャイルドシートは体重20キロ以下と想定されています。日々成長するお子さんの体重にも注意しましょう。
これらの基準を満たした自転車は?
いったいどんな自転車なら安心して乗れるのか?
いくつかピックアップしていますので、参考にしてくださいね。
気軽に乗れる分危機管理の徹底を
自転車は運転に自信がなかったり免許がなくても気軽に乗れる、頼もしい乗り物です。自己管理になるので、こまめに点検し、楽しく安全に乗りましょう!
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